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早期復職
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研究開発テーマ

早期復職「消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌)手術患者における蛋白質の補充と運動療法が骨格筋の増加に及ぼす影響に関する研究」

 研究代表者 和歌山労災病院 院長 南條 輝志男

研究概要

現在、がんはわが国における死因のトップであり、2~3人に1人は生涯の間にがんと診断されます。さらに、がんになった後も仕事を続ける勤労者は増えることが予想されています。
がん患者さんが復職するために最も重要なのが体力の維持・増進であり、そのために効果があるのが「運動療法」と「食事療法」であると考えられます。
本研究では、運動療法と食事療法、特に最適な蛋白質摂取を一定期間続けて、その前後から復職するまでの期間、血液検査や体力測定等を行い、患者さんの復職状況を調査します。
復職を目指すがん患者さんに対して最適な蛋白質摂取と運動療法を併用し、筋力や持久力を効率的に改善できれば、患者さんの復職をこれまで以上に早めることができ、さらにキャリアの維持に大きく寄与できると考えられます。

研究計画 ※研究開始前に開催した医学研究評価部会で使用された資料です。

研究計画 早期復職
和歌山労災病院 院長 南條 輝志男

中間報告

令和4年6月現在で、50症例を登録し、すべてのデータ収集が終了しました。また、登録症例の観察期間は令和4年9月末で終了しました。
登録データを集積、検証を行い、現在統計解析を行っています。