脊髄損傷患者の動向(疫学)に関しては、日本脊髄障害医学会による1990〜1992年の調査が最も大規模で有名なデーターです。その後も、全国労災病院脊髄損傷データーベースにて、疫学調査が行われています。
→労災リハビリテーション工学センター脊髄損傷疫学調査
(http://www.lwc-eirec.go.jp/sekison2001.htm)
これらのデーターで重大な問題となることは、以下の点です。
(1)より深刻な後遺症を残す頚椎部の脊髄損傷が75%を占める。
(2)頚椎部の脊髄損傷が増加し続けている。
(3)高齢者ほど頚椎部の脊髄損傷の割合が高い。
(4)高齢者の骨が折れない頚椎部の脊髄損傷(非骨傷性頚髄損傷)が増加し続けている。
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