働く女性の健康
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(研究1‐A・B)月経関連障害、更年期障害が働く女性のQWLに及ぼす影響に関する調査研究 学術的特色及び独創的な点及びその予想される結果と意義


 わが国では、働く女性の月経前緊張症や月経困難症など月経障害に関する研究の報告はないため、文化的背景が異なるが、国内での測定は全く新しい観点であり、極めて有意義である。また、月経困難症や月経前緊張症に対する、ホルモン療法や手術療法の治療効果をHQOLをアウトカムとして検討した研究は少ない。したがって、本研究によって、治療効果についてHQOL変化の違いを研究することは有意義である。本研究では、疾患と職業生活との関連に注目し、特定の職業生活が疾患の発生や疾患発生後のHQOLの変化に関連しているか、あるいは治療経過に影響するか否か、なども研究課題として重要であるといえる。


 更年期障害は、わが国では、「疾患概念の捉え方」が一様でなく、婦人科学、内科学や精神医学のいずれにおいても、基礎研究と臨床研究の両面ともに、いまだ谷間にあり、その定義や診断基準がいまだ確定していないといっても過言ではない。
したがって、本研究で、新しい定義と診断基準を作成し、更年期障害で悩んでいる働く女性の頻度を調査や、QWLへの影響の頻度、さらに、これらに対する治療法別のHQOLやQWLへの効果などを検証し、対策を普及させようとする試みは大いに期待できる。







 





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