近年、胸部X線写真はCRやDRによるデジタル画像による撮影が普及しつつある。しかし、これまで使用されていた「じん肺標準写真」は昭和53年に作成されたアナログ版であり、デジタル画像による「じん肺標準写真」の作成が待たれていた。そのため、厚生労働省は「デジタル撮影によるじん肺標準エックス線画像に関する検討会」を立ち上げ、デジタル画像による「じん肺標準写真」の作成計画がスタートした。
その結果、平成23年3月にデジタル画像による新版「じん肺標準エックス線写真集」が完成し、現在は全国の医療施設等で利用されている。